片頭痛などでいつも頭痛に悩まされているという人も多いですが、その原因は「肩こり」ということをご存知でしょうか?
肩こりは誰にでも起こることですが、デスクワークなどで肩こりが慢性的になると次第に頭痛に変わってきます。
さらにその頭痛はめまいをも起こすと言われています。
頭痛の原因である肩こりを解消するのが、一番の頭痛解決策ですが今回は頭痛と肩こりについて学んでみましょう。
肩こりによる頭痛には種類がある
肩こりが原因で頭痛を起こす方は、日本人の5人に1人と言われています。
その中でも頭痛の種類は、大きく以下の2種類に分けられます。
・緊張型頭痛
・片頭痛
緊張型頭痛
頭痛の中でも多いのが「緊張型頭痛」です。
頭の周りや首の後ろ、肩や背中にかけて筋肉が緊張し起こる頭痛で、痛み的にはバンドのようなもので頭を締め付けられているかのような痛みを感じる人が多いようです。
この緊張型頭痛は痛みの他にも、体がフワフワとしてめまいを感じることもあるのが特徴です。
片頭痛
片頭痛はズキンズキンと激しい痛みを伴いません。
頭を動かしても痛みが激しくなることはないため、吐いたりすることもありません。
そのため我慢できる痛みですが、日常的に悩まされている人も多いです。
女性の緊張型頭痛は深刻
2つの頭痛について解説しましたが、緊張型頭痛は男性より女性の方が1.5倍の確率で生じると言われています。
特にデスクワークで働いている人に多く、年齢的にも幅広い年齢の患者さんがいることから誰にでも起こりうる頭痛です。
さらに緊張型頭痛の大きな要因は心身のストレスとも言われています。
精神的なストレスはもちろんですが、デスクワークは長時間パソコンや机に向かうことがほとんどです。
長時間同じ姿勢で机に向かっていると、頭や肩の筋肉は緊張し徐々に疲労が溜まってきます。
これが肩こりの原因でもあり、頭痛の原因でもあります。
肩こりによる頭痛を軽減する方法
仕事がデスクワークであれば、仕事以外で肩こりを解消するしかありません。
運動などで肩をほぐすのはかなり有効ですが、忙しい方であれば毎日運動する時間を取るのは難しいでしょう。
そのような方は、まずはストレスをためないことが有効です。
特に頭痛の他に吐き気もある方は、ストレスも関係しています。
他にも肩こりによる頭痛を軽減するには、入浴や目の疲労を回復させると良いでしょう。
入浴
緊張した筋肉をほぐすには、入浴は非常に効果的です。
入浴時は熱いお湯に浸かるよりも、ぬるま湯に長時間浸かる方が効果的です。
さらに入浴剤でリラックスできるお好みの香りを加えると、お湯による血流改善の他にもリラックス効果が期待できるでしょう。
そして入浴時は半身浴ではなく、全身で入浴ししっかりと肩が浸かるまでお湯に入ってください。
せっかく湯船にお湯を張ってお風呂に入っても、胸の上までしかお湯につからない人がいますがこれでは肩こりにはあまり意味がありません。
湯船に浸かったら必ず、肩がしっかりとお湯に浸かっているか確認して入浴しましょう。
毎日入浴時間を取ることは難しいかもしれませんが、入浴は睡眠の質も上げるなど他のメリットもたくさんあるので、ぜひ試してみてください。
目の疲労を回復させる
パソコン作業が続いている人は、肩や首の筋肉の他に目の疲労も溜まっている可能性があります。
目の疲労が溜まれば、これも肩こりの原因になり最後には頭痛を生じます。
できれば1時間に5分はパソコンから目を離すのが良いですが、作業に集中してしまいどうしても忘れてしまうという人も多いのではないでしょうか?
そのような方におすすめなのが、ホットタオルです。
数時間パソコンを見続けて疲れた目、濡らしたタオルを硬く絞りレンジで温めたホットタオルを乗せてあげましょう。
それだけで目の血流が良くなり、目の疲れが回復していきます。
また会社でホットタオルは使えないという方は、休憩中などのホットアイマスクを使用するのもおすすめです。
最近では使い捨てのものから、洗って繰り返し使えるものまでたくさんの種類のものが販売されているのでぜひご自身に合ったものを使ってみてください。
頭痛と肩こりには深い関係があった
頭痛で悩まされている人はかなり多く、その中でも男性よりも女性に多いことがわかりました。
特にデスクワークの方は、長時間同じ体制でいるので肩や首の血流が悪くなり肩こりが発症しやすくなります。
この肩こりは慢性化すると頭痛を伴い、中には吐き気につながる人もいます。
仕事を減らすことは難しいですが、肩こりは毎日湯船に浸かることで軽減されることも分かりました。
また肩や首だけではなく、目の疲労から頭痛につながることもありますので仕事の休憩時間などはホットアイマスクやホットタオルで目の血流をよくすると良いでしょう。
たかが肩こりと甘くみがちですが、頭痛を起こすと厄介なので日頃からのケアを忘れないようにしましょう。
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