コラーゲンといえば、肌や髪の毛に良い成分だということは有名ですよね。
しかし実際によく考えてみたら「コラーゲン」とは、一体なんなのだろう?と思ってことがある人も多いのではないでしょうか?
このコラーゲンの正体を知って、20代の若いうちから積極的に摂取することで年齢を重ねてもハリのある若々しい肌を手に入れることができるでしょう。
今回はコラーゲンの正体が、どのようなものなのかをみていきましょう。
コラーゲンとは?体内の組織を形作るもの
コラーゲンはタンパク質の一種で、人間のあらゆる部分を形作っている成分です。
肌や髪の毛に含まれているのは有名ですが、実はコラーゲンは体中に存在しています。
その数も凄まじいほど多く、なんと全体重の約1/15を占めるほどなのです。
人間の細胞をつなぐ働きがある
コラーゲンには、人間の体内にある細胞を繋げてくれる働きがあります。
人間の体には60兆個以上の様々な細胞があると言われていますが、その細胞の全てを繋げてくれるコラーゲンは私たちが生きていく上で必要不可欠なものです。
年齢と共に減少するもの
コラーゲンは、残念ながら年齢と共に減少していきます。
よく「コラーゲンの減少で肌がたるむ」などと言いますが、肌だけではなく全身のコラーゲンが減少しています。
肌は見た目に出て分かりやすいので、肌だけが減少しているように見えるんですね。
コラーゲンは25歳でピークを迎えその後、徐々に減少していき40歳で約半分にまで減少していくと言われています。
そしてさらに60歳になるころには、全体の約1/3になると言われています。
年齢と共に骨も脆くなる
年配の方は若い方に比べて、こけたりしても骨にヒビが入ったりします。
これは単純に骨が弱くなっているのも考えられますが、コラーゲンの減少も関係しているんです。
骨を丈夫にするためには「カルシウム」が必要ですが、カルシウムだけとっていても骨が硬いだけでチョークのように脆く砕けやすくなります。
対してコラーゲンは柔軟性の役割があります。
コラーゲンとカルシウムをバランスよく含んだ骨は丈夫ですが、コラーゲンが減った骨は怪我をしやすい骨と言えるでしょう。
年齢を重ねても美しい人はコラーゲンが多い
コラーゲンは髪の毛の根本部分で、髪の毛を支えていると言われています。
年齢を重ねて髪の毛にハリが無い人や、薄毛の人はコラーゲンの減少が大きな原因かもしれません。
組織を繋げてくれる働きがあると先ほど申しましたが、それだけではなくコラーゲンは髪の毛を支える土台にもなっているんですよ。
爪もコラーゲンが関係している
ネイルケアをしているのに、爪が割れやすく折れやすいという悩みを持っている人も多いのでは無いでしょうか?
実は爪の悩みは、若い人の方が多く生活習慣なども影響し悩みが大きくなると言われています。
爪は季節や生活、年齢など自分の体に起きている異変を見つける「健康のバロメーター」と呼ばれる部分です。
もしあなたが爪が汚いなと感じているのであれば、生活を見直す必要があるかもしれません。
コラーゲンとは?コラーゲンの種類
コラーゲンと一言に言っても、大きく3種類のコラーゲンがあります。
・コラーゲンI型→皮膚や骨など、また臓器の主成分となる
・コラーゲンII型→関節部分に多く、軟骨の主成分となる
・コラーゲンIV型→基底膜の主成分となる
役割はそれぞれですが皮膚は衰え見た目も老け込んでいくのは、コラーゲンI型が減ると起こる現象です。
そしてコラーゲンII型の減少で起こる現象としては、関節が噛み合わなくなり膝などの痛みを生じます。
最後のコラーゲンIVは、体の中の老廃物が濾過される仕組みが弱くなっていくと言われています。
可溶性コラーゲンと不溶性コラーゲン
さらにコラーゲンには、可溶性コラーゲンと不溶性コラーゲンというものがあります。
可溶性コラーゲンは、シワやたるみの無い若々しい肌に多く透明感があるのが特徴です。
対して不溶性コラーゲンは、潤いやハリがなくシワやたるみが多い肌に多いのが特徴です。
一言に「コラーゲン」と言っても良いコラーゲンと、悪いコラーゲンがあるのだけは覚えておきましょう。
ちなみに可溶性コラーゲンは年齢と共に減少し、逆に不溶性コラーゲンは年齢と共に増加していきます。
コラーゲンとは美容はもちろん人間が生きる上で必要な成分だった
コラーゲンは美容はもちろんですが、人間の細胞を繋げる働きがあります。
年齢と共に減少していくコラーゲンは、年齢を重ねると見た目が老け込むだけではなく関節や頭皮など様々な悩みを生むことになります。
そして一言にコラーゲンと言っても様々な種類があり、人間の全体重の約1/15を占めるほどです。
今回紹介したコラーゲンの知識はほんの一部にすぎませんので、興味がある方はさらに調べていくと良いでしょう。
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